こんにちはwoodstockです。
今回はお金の話をするときに絶対に外せない「株」についてまとめていきたいと思います。
株・株式とはそもそもなんなのか。
株はなぜ値段が変動するのか。
上場企業とはなんなのか。
ここらへんについてさくっと説明していきたいと思います。
ではいってみましょう~
株・株式とは
まず早速なんですが、株と株式の間に明確な違いはありません。
「株式を略して株と呼ぶ」という記述もあるくらいです。
強いて違いを挙げるとすると
- 株(株券)は、有価証券(昔は紙、今は電子データ)のことを指している
- 株式はその株を発行して投資家から資金を調達し、そのお金で事業活動を行なうその仕組みのことまでも含んでいる
といった感じでしょうか。
なのでここから先は、株と株式はほとんど同じ意味で使われているものとして説明していきたいと思います。
なぜ株式は存在するか
では株とはどのようなもので、なぜこの仕組みが生まれたのでしょうか。
それは、企業の立場になって考えてみるとわかりやすいです。
企業は、新しい事業を始めたり設備を増やしたりと、さまざまなことに資金が必要になってきます。
そこでお金を調達しなければなりませんが、まず一番初めに選択肢に挙がってくるのが
銀行ですよね。
しかし銀行から融資を受けるとなると、企業は銀行に①期限内に②利息付きで返済しなくてはなりません。
この2つのデメリットをなくすために生み出されたのが
株式発行による資金調達
ってことなんです。
システムについて
ではどういったシステムなのかを簡単な例を出して説明していきたいと思います。
ある会社が新しい事業を始めるために100万円のお金が必要になったとします。
そこで株式を一株あたり1万円で100株発行しました。
そこに「応援したい」「成長が見込めそうかも」と思った人たちが株を購入していくわけです。
Aさんは10株、Bさんは20株、Cさんは30株、Dさんは40株購入しました。
どうでしょう。イメージ出来ましたか?
ちなみに株を持つ人たちのことを 株主 と言い、その中でも一番多く株を持っている人のことを特に 筆頭株主 と言います。
今回のケースだとAさん、Bさん、Cさん、Dさんの全員が株主であり、Dさんが筆頭株主である、ということになります。
また、持っている株が多いほど、その会社に対する発言権が強くなります。
では続いて株価が変動する理由について説明します。
株価の変動
ではなぜ株価は動いていくのでしょうか。
先ほどの例を引き続き使って説明していきたいと思います。
最初100万円(1万円の株を100株)でスタートした場合、その会社の時価総額は100万円です。
この会社ががんばって10年で200万円の利益を出したとします。すると時価総額は最初の100万円とあわせて300万円となります。
この時、株の総数は変わっていないので、1株1万円→3万円の価値になりますよね。
これが基本的な株価上昇の理屈です。
しかし実際には、株を売りたい人や株を買いたい人が出てきて、株価の変動というのはもっと複雑になります。
株を売る人が増えれば株の価値は下がりますし、逆に買う人が増えれば株の価値は上がります。
つまり、株価の変動というものは会社の業績の良し悪しと、株の売り手と買い手の需要と供給の2つの要因によって決定されるということになります。
上場企業とは
最後に、よく耳にする「上場企業」について説明したいと思います。
聞いたことはあるけど実際どういう企業のことを指しているのか疑問に思っている方も多いと思います。
僕も最初はとりあえずすごい企業=上場企業だと思ってました。
簡単に言うと、上場企業とは
株を証券取引所で売買できる企業
のことです。
「どゆこと⁉」となった人のためにもう少し詳しく解説します。
株式というのは特別な審査を経て公に上場され、証券会社に口座を持てば 誰でも 売買できる上場株式と、そうでない非上場株式に分類されます。
上場している企業は証券取引所に自社株式(上場株式)の売買を委託し、証券会社が投資家(僕たち)の取引を仲介して、証券取引所で目的の企業の株を売買します。
この上場株式を発行している会社のことを「上場企業」といいます。
今ふといい(?)例えを思いついたので書いておきます。
Amazonなどの物流サービスで例えると、株が商品、投資家が注文者、証券会社がクロネコヤマト、証券取引所がAmazon倉庫、企業が商品を売っている会社って感じでイメージするとわかりやすいかもしれません。
つまりAmazonで商品を扱っている企業=上場企業ってことになります。
厳密には違うと思いますが。。
まとめ
いかがだったでしょうか。
聞いたことはあるけどあまりなじみのない言葉ってけっこうありますよね。
そういった言葉の意味を正しく理解することで、思い込みとかを少なくできるんじゃないかなーと思っています。
まだまだ投資や金融のことについては書いていく予定なので、そちらもぜひチェックしてみてください。
それではまたお会いしましょう。