先日、人生で初めてバーに行ってきました。
僕の同期で、よく1人でバーに行っている友人がいるのですが、彼とたまたまお酒の話になり、行きつけのバーに連れて行ってくれることになりました。
彼はけっこう遊び人で、めちゃくちゃ細かいパーマにピアス付きと、見た目もなかなかに派手な感じです。しかもイケメソなんです。
そんなキャンパスでひときわ目を引くちりちり頭に、大人の遊び場へと案内されたわけであります。
いざ大人の隠れ家へ
そんなこんなでバーの近くまで来たのですが、バーってのはなかなかディープな場所にあるもんで、たどり着くまでに何回お兄さんやお姉さんやおじさまに話しかけられたことか。
「いいおっぱいありますよっ!」て言われるたびに振り返る友人のおかげで、かなりいい時間にバーにつきました。
いいおっぱいとは。
目的のバーは二階にあって、一人だったら入りづらい感じだったので、友人の度胸の強さというかそういうのには素直に感心しました。
あと階段が急で、足元を確認しながら上がらざるを得ない感じなのに、その上の天井も低くて、初見だと絶対頭打つだろうなーって思いながら頭を打ちました。
いざバーに入ると、中は薄暗い感じでとっても雰囲気のあるお店でした。
行きたかったバーのイメージにぴったりだったので、テンション爆上げ。
僕はマスターや他のお客さんたちと話してみたかったので、カウンターに座ることにしました。
まず驚いたことに、メニューがどこにもない!
あせあせしていると、友人が
「お酒の名前が分からなかったら、飲みたいお酒の特徴を言ったら作ってもらえるよ」
と教えてくれました。
バーってすごい。
自分はあまりお酒が強くないので
「甘めで、度数が強くない、飲みやすいやつください。」
と少し緊張しながら注文しました。
そしたら、バーテンダーの人が優しく対応してくれて、フルーツベースのカクテルを作ってくれました。
見た目もおしゃだし、味も最高でした。
お酒っておいしいんだ!ってなりましたね。
ちなみに友人は、聞いたことない長い横文字のお酒を頼んでいました。
ハリーポッターの技名か?と思ったけど、あーそれかー おいしいよねーって感じのリアクションしときました。
ちなみにカウンターの写真をとったんですけどぶれぶれの写真しかとれなかったです。
さて、せっかくカウンターに座ったので他のお客さんとも話したいなーと思っていたところ、マスターが自分たちとお客さんに同時に話を振ってくれました。
ナイスマスター!
そこからたわいもない話をしていたのですが、自分たちが21,22歳と若いからなのか、どちらかというと「人生の先輩からのありがたい話」が多かったです。
いろいろと教えてもらっているうちに、僕たちの話になり、そこで医学部に通っているということを話しました。
すると今までとは対応ががらっと変わって、めちゃくちゃもち上げられました笑
そしてなぜかみんなからの健康相談コーナーが始まりました。
主訴はけっこう似たり寄ったりで、みんなたいてい
「健康診断の肝臓の結果が悪かった」
「酒がやめらんねぇ」
といったものでした。
つまり肝臓の相談ですね。
話を聞いていると、会社の決まりで健康診断にはいくけれど、結果が悪くても病院には行っていないという人がほとんどでした。
中には2年近く放置している人もいました。
僕だったら怖くてすぐに病院に行っちゃうけど、実際世間ではそんな感じなのか~と、少し驚いたのを覚えています。
なんでほっといちゃうのかを聞いてみると、
「仕事が忙しくて行く時間がない」
「平日しかやってない病院ばかりで、時間的にも気持ち的にも行く気になれない」
という答えが返ってきました。
大学の授業では、早期発見、早期治療が何よりも大事だということを教えられますが、そういったことをしやすくする環境だったり体制の管理も同じくらい大事なんじゃないのかなと思いました。
健康診断を受けさせるだけではなく、そのあとの詳しい検査を受けさせるまでを1セットとして、会社や社会全体に浸透させていかなければならないなと、酔った頭でぼんやりと考えていました。
酔うと人は思想までも雄弁になるっぽいですね。
ちなみに健康の話をしている間、ぜんぜん勉強していない友人は何の話かわからず、もう一度マスターにハリーポッターの呪文を唱えていました。
でもさすがに焦ったのか、帰るときには
「おれ、明日から勉強するわ」
って言ってました。
翌日なにをしているか聞いたところ、彼は自転車を洗車していたそうです。
彼は無事お医者さんになれるのでしょうか。
今回は、こんなところで終わろうかなと思います。
このバーはリピート確定ですね~