みなさんこんにちは。
社会派ブロガーのwoodstockです。うそです。
今回はタイトルの通り「中学、高校は公立と私立どっちがいいのか」について、現役医学生の僕が独断と偏見で話していこうと思います。
医学部はやっぱり私立出身が多いのでしょうか?
それではいってみましょう~
前提
まず始める前に前提条件を確認しておきましょう。
今回は中高一貫ではない公立中学と中高一貫の私立の中学校(自動的に高校も含む)についての比較をしていきたいと思います。
というのも、僕が中高一貫ではない公立中学出身なので、中高一貫の公立学校については何も話すことがない(知らない)からです笑
また、中高一貫ではない私立もあるっぽいですが、僕の同期にそういう経歴の人がいなかったのでこちらも割愛します。
そして、僕は都会ではないけど田舎でもない、くらいの地方都市出身です。
なので僕の話す公立中学の話は、同じような都市規模や、より田舎の学校には当てはまりますが、大都市圏、特に東京ではまた事情が違ってくると思うので、そこは頭の片隅に留めといてください。
医学部内ではやはり私立出身が多いのか?
ではみなさんも気になっているであろう
「医学部へ進学する人たちは私立出身の人が多いのか」
について答えましょう。
ちなみに母集団は、僕の大学の医学科生100人余りです。
結果は、約6割が私立の中学出身であるということになりました。
どうでしょう。予想通りだったでしょうか?
ちなみに全国の中学生約300万人のうち私立中学に通っている人は約7%なので、この結果には有意差があると考えられます。
簡単に言うと
「医学部に入る人は私立の中高一貫に通っていた人が多い傾向にある」
ということですね。
ではこれがすぐさま
「私立の中高一貫こそ至高!」
「やっぱり私立しか勝たん!」
となるのでしょうか。
「そんなことはない!」
と公立中学出身の僕の中のリトルwoodstockが叫んでいるので、両者の違いを比較検討してみようと思います。
ということで、ここからは公立、私立それぞれのメリットを見ていきましょう。
公立のメリット
ではまず公立中学のメリットから見ていきましょう。
ちなみに僕は公立中学派なので、少々政治が行われるかもしれませんが温かい目で見守ってください。
できるだけ公正公平を心がけます。
多様な人と関わることができる
僕がまず最初に公立中学を選択することのメリットを挙げるとすると多様な仲間と出会えるということを挙げます。
多様というのは、例えば頭が良くてちゃんと勉強する人もいれば、やんちゃな人もいるし、スポーツにめちゃくちゃ打ち込んでいる人もいるといった感じで、社会の縮図のようなものが展開されているということです。
そこでは、勉強や学力以外の様々なものさしを持った人たちがいます。
そのような場所で成長期を過ごしたことが、間違いなく今の自分の価値観の基盤の一つになっています。
もし仮に中高一貫でボンボンに囲まれて育ち、大学もそこそこいいところに行ってしまうと、社会人になって初めて自分が身を置いてきた環境と違う人種の人と出会うことになります。
僕の通っていた中学の生徒の中にはもちろんやばい奴やヤンキーっぽいのもいました。
そういう人たちと積極的に関わる必要はないと思いますが、存在を確認しておくことがいい経験というか体験というか、いろんな人への免疫を持つことにつながっていくのではないのかなと思います。
でもあんまり荒れすぎているところに行くのは本人がグレちゃう可能性があるのでお勧めしません。
聞いた話だとバイクが廊下を走ってるところがあるとかないとか。。
同窓会がたのしい
また、中学の同窓会はいろんな人のいろんな人生(暫定的ではあるが)が見れてめちゃくちゃ楽しかったです。
中卒、高卒でバリバリ働いている人もいれば、会社を作って社長になった人、大学で今を謳歌している人など、本当にいろんな人がいました。
中でも特にびっくりしたのが、結婚して子供ができて離婚して近々再婚するって経歴の人がいたことです笑
20歳にして人生濃すぎますよね。
大学の友達とこんな感じで同窓会の話をしていると、やはり中高一貫に通っていた友達の同窓会は、周りはみんな大学生で同じような生活をしている人が多いということでした。
もちろんこれはどっちがいいとか悪いとかの話ではなくて、そういう違いがあるよってことです。
私立中高一貫のメリット
では続いて私立の中高一貫校のメリットについて見ていきましょう。
こちらは自分が受験期に実際感じたことや、大学に入って中高一貫出身の友達の話を聞いて思ったことなどをもとにしていきたいと思います。
勉強・進学に強い
私立のメリットは、とにかく勉強面や進学面で有利であるというところにあるのではないでしょうか。
先ほど述べたように、医学部生の占める割合としても明らかに私立出身の人が多かったですしね。
友達に聞いた話だと、高2の時点で高校で習うことの全範囲が履修し終わるとのことでした。
公立高校だと、社会や理科は高3の秋や遅いと冬にようやく終わるというところも珍しくありません。(僕の高校は社会が高3のクリスマスに終わりました笑)
ですので、公立高校と比べて1年近い時間のアドバンテージがあるということになるので、非常に有利だと思います。
同じレベルの仲間が多い
2つ目のメリットは入試によってある程度同レベルの集団としてふるいにかけられ、その中で勉強ができるようになるということです。
公立中学の場合、住んでいる地域ごとに通う学校が割り当てられるので、クラス内に偏差値が40から70までの子が偏在しているということはざらにあります。
しかし、私立の場合は、例えば偏差値65の学校であれば65前後の生徒しか集まりません。
もし仮に偏差値の高い私立学校であれば、それだけ勉強意欲のある集団ができあがることになり、そのような高水準での学力集団の中での学校生活は、とても価値のあるものになると思います。
また、周りが進学希望者ばかりであると、当然ですがグレる可能性も低くなると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「中学、高校は公立と私立どっちがいいのか」について僕なりの考えを述べました。
それぞれの特徴を勉強面以外でまとめると次のようになると思います。
公立:多様な集団の中で生活するので、上手く生きるコツを学ぶことにつながる
私立:同じような思考(ものさし)の人が多く、過ごしやすい。グレにくい
ここまでは上記のような生活面と勉強面に焦点をあててきましたが、この他にも学費などをはじめとして比較すべき点はいくつかあるように思います。
なにはともあれ僕の偏った意見(中立を精一杯心がけましたが)をここまで読んでいただきありがとうございました。
少しでも何かの参考になればうれしいです。
ではまた。