どうもこんにちはwoodstockです。
最近は久しぶりに雨が続いて、じめじめした感じがしますね~
梅雨だとしたらはやくないか?と思う今日この頃。
さて今回は、今話題の「つみたてNISA」について解説していきたいと思います。
なんとなくは知っているという人も、NISAって誰?って人も一緒に勉強していきましょう!
つみたてNISAとは
早速ですが、つみたてNISAとはいったいなんなのでしょうか?
NISAとは「Nippon Individual Savings Account」の略で、少額で積み立て式の投資信託を行うための制度です。
ただ、これだけだと分からないと思うので金融庁のホームページの説明を載せておきます。
つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。
つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。 金融庁
ということらしいですね。
「そういうことね」
となった人はいるのでしょうか。
これで理解できる人はほとんどいないと思うので、もう少し簡単に説明します。
まず「つみたてNISA」そのものは、ただの投資用の口座です。
ここを誤解している人が多いようですが、NISAは投資商品ではありません。
ではなぜ普通の特定口座とわざわざ区別して名前がついているのでしょうか?
それはもちろん特定口座とは明確な違いがあるからです。
ではどんな違いがあるのでしょうか?
特定口座との違いは以下のものが挙げられます。
- 年間の投資上限額が決まっている(40万円まで)
- 運用できる商品は金融庁の許可したものだけ
- 運用できる期間が決まっている(最大20年)
- 運用利益が非課税である
ではそれぞれの項目について詳しく見ていきたいと思います。
年間の投資上限額が決まっている
特定口座とは違う点の一つ目は年間の投資上限額が決まっていることです。
特定口座には、みなさんご存じの通り投資上限額はありません。
好きなだけ投資をすることができます。
一方でつみたてNISAは年間 40万円 までしか投資ができません。
注意してほしいのは、これは投資額であって利益の額ではないということです。
仮に40万円以内の投資をして、利益が40万円以上(100万円とか)出た場合でも、そこには税金はかかりません。
また、投資額が40万円を超えたらどうなるかというのは、使っている証券会社や金融機関で異なっており、大きく2つのパターンがあります。
1つ目のパターンは上限を超えると自動的に普通の口座で投資される場合で、2つ目のパターンは上限を超えるとその時点でNISA口座からは投資ができなくなるという場合です。
どちらにせよ上限を超えそうになったら、事前に自分の利用している金融機関に確認しておくことが望ましいと思います。
投資商品が厳選されている
つみたてNISAで運用できる商品は金融庁の許可したものに限定されます。
つまり金融庁のお墨付きの商品ということになるので、悪質なぼったくり商品は除外されています。
どれを選んでも大きくは失敗しにくいということですね。
以下は金融庁の定める要件です。
- 販売手数料はゼロ(ノーロード)
- 信託報酬は一定水準以下(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)に限定
- 顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること
- 信託契約期間が無期限または20年以上であること
- 分配頻度が毎月でないこと
- ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと
まとめると、低コストでシンプルなものが商品の基準となっているということです。
金融庁の厳しい審査に通ったものしか選べないので、変なものに投資する心配もなく、初心者にとってはありがたいですね。
運用できる期間が決まっている
つみたてNISAには投資可能期間と非課税期間があります。
投資可能期間とは文字通りつみたてNISAを用いて投資できる期間で、今現在では2018年~2042年となっています。
つまり、年々投資できる期間は少なくなってきているということです。
例えば2023年から始めると、2042年までの20年間積み立てることができますが、2033年から始めると、10年間しか積み立てできる期間がないということになります。
早ければ早い方がよさそうですね。
非課税期間とは、つみたてNISAを運用して得た利益に税金のかからない期間のことで、
積み立てした年の20年後までとなっています。
この非課税期間は投資可能期間と違って、2042年までに積み立てを始めれば、そこから20年間は適応されることになります。
運用利益が非課税
4つ目の特徴は運用利益が非課税であることです。
これが一番大きなメリットではないでしょうか。
一般の投資で得られた利益には、約20%(20.315%)の税率が課せられます。
どういうことかというと、例えば400万円の投資をして100万円の利益が出たとします。
すると得た利益100万円に対して20%の税金がかかるので、20万円は国にもっていかれます。
つまり手元に残るのは80万と元本の400万円を合わせた480万円です。
これがつみたてNISAの場合には、運用利益100万円に税がかからないので、手元に残るのは元本の400万円と税金で取られない運用利益100万円を合わせた500万円です。
2つを比べると、手元に残る額の間には20万円もの差があります。
「利益が100万円もあるからそんな差が生まれるんじゃないか!」
「小さい額の利益ならそんなに関係ないんじゃないか!」
という意見もあるかもしれません。
しかし、年間40万円を20年間積み上げると、これよりもさらに大きな額の利益を出すことも可能です。
例えば年間40万円を20年間積み立てて、年利5%と仮定すると約560万円の利益がでます。
つみたてNISAの場合、この額に本来かかるはずの税金(20%)約112万円が免除されるということになります。
これって結構すごいことですよね⁉
年利5%という値は、米国株式の平均利回りが過去200年間で 約6,7% であるというデータを考えると決して現実的じゃない数値ではありません。
このように、利益がまるまるもらえるというのはかなりお得な制度なんです!
おすすめの証券口座
では実際どのようにしてつみたてNISAを始めればいいのでしょうか?
まずは一般的な口座とは別に、証券口座 を開設する必要があります。
証券口座とは、株や投資信託、ETFなどを買うのに必要な投資用の口座のことです。
おすすめの証券は SBI証券 か 楽天証券 です。
この2つであれば間違いないです。
理由としては
- 初心者にわかりやすく簡単な操作性
- 他の証券会社に比べて手数料が安い
- 楽天やSBIなどのグループサービスとの連携がスムーズ
- 取り扱っている銘柄が豊富
といったことが挙げられます。
2つの証券口座としての違いはほとんどありませんが、あえて差を挙げるとすれば、楽天の方が画面操作しやすく初心者向けであり、SBIの方はかゆい所に手の届く機能があり手数料の若干安いものが多いといったところでしょうか。
また、もし普段から楽天にどっぷりつかっているなら(楽天経済圏に住んでいるなら)楽天証券がおすすめです。
楽天カードや楽天銀行を使えばさまざまな恩恵が受けられます。
自分は楽天ユーザーではないのでSBI証券の口座を開設していますが、ゆくゆくは2つの口座を開設するようになるかもしれません。
SBI証券口座の開設の仕方はこちらで詳しく説明しています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事を通してつみたてNISAの魅力がすこしでも伝わり、初めての投資を始める人がいたらとっても嬉しいです。
「投資に興味があるけど大きなリスクはとれない」
「どんな投資をしたらよいのかがわからない」
という人は、まずは比較的堅実なつみたてNISAから始めてみることをおすすめします。
慣れてきたら他の投資を考えてみるのがいいかもしれませんね。
自分もこのシステムを通して投資に慣れていこうと思っています。
ではまた!